音楽って素晴らっすぃ

2010/09/23

Innocent When You Dream

音楽ネタが加速する・・・。

“Tom Waits”は初期のJazzyな雰囲気のAsylum Records時代、中期の実験音楽的で独特な雰囲気を確立したIsland Records時代、今のAnti Records時代で様相がかなり変わる。

アサイラムは好きだけど、アイランドは嫌いという人、その逆も、もしかしたらいるかもしれないが、自分はどれもホント好きである。

アサイラムはアルバム“The Heart of Saturday Night”“Small Change”を好んで聴いている。酔いどれ詩人と呼ばれるだけあって詩が素敵だ。あと、“Tom Traubert's Blues”は名曲だと思っている。最近やってたTVドラマ“不毛地帯”のエンディングに使われていて驚いた。

アイランドでは、アルバム“Rain Dogs”が有名。この頃からはギタリスト“Marc Ribot”が録音に参加している。“SION”のアルバムにも参加しているこの人の演奏は、表現の仕方が独特で耳に残る。このころのトムの楽曲は、なんだかわからない曲ばっかり。なのに聴いてしまう。「夜中に遊園地へ一人で行ったら勝手に電気がついて音が鳴り、乗り物が動きだした。」ようなイメージ?賛同してくれるかなぁ。

アンタイはアイランドの曲調をひきずっていたり、ノスタルジックだったり、しっとり聴かせたり、熟成されているんだと思う。アルバム“Blood Money”“Alice”もいいが、“Mule Variations”の中の“House Where Nobody Lives”“Hold On”は単発で車の中でよく聴く。

で、トム・ウェイツで最も好きな曲はこれ。アイランド時代のアルバム“Franks Wild Years”に収録されている“Innocent When You Dream”“Paul Auster”脚本の映画“SMOKE”のエンディングで流れるこの曲。その映像がこれ。泣ける!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/09/16

Bring It On Home To Me

時々、思い立ったように聴きたくなる曲がある。

過去のある瞬間に、偶然にも心に響いてしまった歌そしてその旋律。その偶然は奇跡に近い。聴くたびにその時の痛みがよみがえる。瞬間であるがゆえに永遠。

Sam Cooke” “Bring It On Home To Me” 自分にとってこの曲がまさにそれだ。

 異国の地で、一人小さな部屋に暮らしていた。

 外はしんしんと雪が降り積もり・・・。

 今にも孤独に押しつぶされそうな夜で・・・。

 そんな時、この曲がラジオから不意に流れてきた。

 さみしさの風船が微塵に割れて、もう気持ちがおさえられなかった。

Cooke_in_studio1 この歌自体は、「彼女が自分を去っていく、なんでもするから戻ってきてくれ~」という失恋Lovesongで、内容に思い入れはないが、ピアノから始まるスローテンポなメロディそしてサムのやさしい歌声はひしひしと心にしみいってくる。聴き始めると何度もリピートしてしまう。

癒えた過去の思いを、ときどきひも解いて確かめたくなるのは、ん~~性分なのか、歳のせいなのかなぁ。

ちなみに、“John Lennon” のカバーもカッコイイ。アルバム“Rock'n Roll”。

最近では“トータス松本”が“TRAVELLER”というアルバムでカバーしてる。これもなかなかすきである。

あぁ、今日も聴いちゃおう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/17

Luther Allison

 最も好きなブルースマンは誰?と聞かれたら、迷わず“Luther Allison”と答える。ギターも、しぶい声も好きだけど、それ以上に思い入れがあるからだ。

Luther5_2   1999年頃、新宿のTowerRecordsのブルースのコーナーをブラついていて1枚のCDを見つけた。“Luther Allison LIVE IN CHICAGO” 手にとって何のためらいもなくレジへ行って購入した。

 1995年7月。自分はシカゴにいた。Grant Park一帯を使った、街をあげての大イベント“CHICAGO BLUES FESTIVAL”でルーサーを見るためだった。

 さらにそのわずか一週間前のこと。当時暮らしていたウィスコンシン州マディソンで、いつものように音楽を聴きに夜な夜な出向いたバーで、初めてルーサー・アリスンを間近で見る経験をした。そのアグレッシブなギターとしゃがれていながら図太くこみ上げる声にやられてしまった。ステージ前のど真ん中に居座り、ノリノリで奇声を上げていた自分は、ときどきルーサーと目が合った。(気がした・・・。)「なんでこんなところにクレイジーな東洋人がまぎれているんだ?」と思われたかもしれん。(というか是非思ってほしいという希望。)ステージから降る際に、人ごみをかき分けルーサーに駆け寄り、しっかりと握手をした。くどいほどの香水が手に残ったが、もったいなくてしばらく手を洗えなくなってしまった。

 もう一度、見たい、聴きたい。その思いでシカゴを訪れたのだった。メインステージの前から4列目に陣取り、晴れてあらためてルーサー・アリスンに酔いしれた。観客は一体となり、ギターと会話をするパフォーマンスもイケていた。自分にとって、ルーサーがまさに英雄と化した忘れることのできない瞬間となった。

 あのシカゴ・ブルース・フェスから4年。買ったあのライブのCDを大事に持ち帰り、ヘッドフォンで心して聞いた。あのシカゴでの瞬間は心の中で永遠だ。それを今一度聴くという行為は、ある意味勇気が必要で、また緊張感があった。しかし、すっかり、またまた酔いしれたのは言うまでもない。

378pxlutherallison1996  聴き終わり、余韻にひたりながらライナーノーツを読んでいたのだが、その内容に劇的なショックを受けて愕然とした。このアルバムはルーサー・アリスンの追悼盤であることが記されていたのだ。彼は、1997年に病気で他界していた。突然知った思いもよらなかった事実に、なんとも言えなく悲しい気持ちになり、しばらく思いにふける時間が続いた。

 今でも、このアルバムを聴くときは、勇気と緊張感がともなう。そして、あの瞬間がよみがえり、酔いしれ、最後は思いにふけってしまうのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/04

Squirrel Nut Zippers 

L_66b6726e45c26886c35dea2e3974967_2  “Squirrel Nut Zippers”というバンド。アメリカに暮らしていたころ、音楽を聴きにたまたま入ったバーでこのバンドに出会った。それまで、ブルースやROCKを好んで聴いていた自分にとって、この出会いはかなり衝撃的だったんだ。

 ギター、バンジョー、マンドリン、トロンボーン、サックス、トランペット、バイオリン、ピアノなど様々な楽器を器用に操り、ジャズ、スウィング、ケイジャン、カリプソ、ブルースなどアメリカの時代を貫く旋律を、ときに牧歌的に、ときにコミカルに、豪華絢爛に演奏しまくる。しかしビッグバンドのイメージではなく、ステージでお祭りやろうぜって感じの気楽さで、聴いている側も楽しく、すっかり魅了されてしまう。彼らの音楽性は、古き良きアメリカの音楽というくくりでは表現出来ない、超越した何かがある。

 ボーカルは“James Mathus”のコミカルな声質と“Katharine Whalen”のBillie Holidayを彷彿とさせるようなノスタルジックな歌声。これが、ソロだったり、絶妙な間で交互に出てきたりしてホント楽しい。

 興味があれば ♪試聴あれ!♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)